コインチェック再開
今年1月に、仮想通貨NEMが不正アクセスにより外部へ不正送金(当時レートで約580億円)され、それに伴って利用が制限されていた仮想通貨取引所coincheckですが、遂に制限が解かれるようです。
コインチェック、補償時期や再開に初めて言及 和田社長は辞任も検討(東京商工リサーチ) – Yahoo!ニュース
1月26日、約580億円の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出した問題で、金融庁から業務改善命令と立ち入り検査を受けているコインチェック(株)(TSR企業コード:294733060、渋谷区)は3月8日、金融庁から2度目の業務改善命令を受けた。 …
そもそも何で580億もの仮想通貨が盗まれたのか?!
coincheckから届いたメールによると、
外部の攻撃者が、(a)当社従業員の端末にマルウェアを感染させ、外部ネットワークから当該従業員の端末経由で当社のネットワークに不正にアクセスをし、遠隔操作ツールにより当社のNEMのサーバ上で通信傍受を行いNEMの秘密鍵を窃取したうえで、(b)窃取したNEMの秘密鍵を使用して外部の不審通信先にNEMを不正送金したものであると想定されております。
また、当社におきましては、お客様からお預かりしていたNEMをホットウォレットにて管理をしていたことから、上記の不正送金を防止することができませんでした。
– coincheckメールより-
ということです。
つまり、不正送金された【NEM】は※ホットウォレットで管理されていたので、不正アクセスをされ不正送金につながったということです。
※ウォレットとは簡単に言うと【仮想通貨を保存するところ】です。
常にネットワークと接続された状態の環境にあるウォレットのこと
コールドウォレットとは??
ネットワークから隔離されたウォレットで秘密鍵を使って保存しておくウォレットのこと
ちなみにウォレットには他にも種類がありますがそれの説明はまた後日。
今回coincheckが行った問題への対策として、【セキュリティ面】の対策が多く挙げられています。
・ネットワークの再構築
・サーバーの再設計及び再構築
・端末のセキュリティ強化
・セキュリティ監視
・仮想通貨の入出金等の安全性の検証
といったところの対策がなされてるようです。
不正送金されたNEMは結局どうなるの??
こちらは以前発表されていたように、顧客への補償がされるようです。
当社は、不正に送金されたNEMを保有していたお客様に対する補償について、来週中を目途に実施いたします。詳細に関しましては、当社コーポレートサイト等で随時お知らせをいたします。
-coincheckメールより-
そして、その他の通貨の利用者が気になっているのはここではないでしょうか??
コインチェックはいつ取引が再開するの?
こちらに関しても来週中を目処に再開されると言うことです。
当社は、来週中を目途に、再開にあたっての技術的な安全性等の確認が完了した仮想通貨から順次、一部サービスを再開いたします。詳細に関しましては、当社コーポレートサイト等で随時お知らせをいたします。
-coincheckメールより-
一部サービスということなので、多少通貨によってタイミングのばらつきはあるかと思いますが、再開されるようです。
さて、ここからどのような動きになっていくか期待ですね◎
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